『剣遊記超現代編T』 第五章 これからの未来、 わかってないけどやめられない。 (20) 「それも大いにけっこうなんやけどぉ♥」
さらに涼子が付け加えた。
「友美さん、女ん子になってしもうた元お兄ちゃんたちと、これからどげな風に男女として付き合っていくつもり? これもやっぱり、正解がすっごうむずかしい問題やっち思うっちゃけどぉ☻」
「えっ!?」
「「「「うわっち!」」」」
友美はもちろん、元孝治たち四人も、これにて一気に絶句。
「そ、それはぁ……☁」
やはり友美が、一応一番に口を開こうとしたのだが、これ以上のセリフが出てこなかった。
「いいっちゃよ☻☕ 無理に答えんで☺」
涼子は右手を前に出して手の平を向け、五人(友美、孝江、孝乃、治花、治代)の口を止めさせた。明確な返答など、初めっから聞こうとも思っていなかったようだ。
「これもやっぱり、一生かかっても正解なんか、いっちょも出らん問題っちゃねぇ✄ まあ、ええっちゃ⛳ 永遠の保留にしといちゃるけ⛔」
「永遠の保留けぇ……☁」
治花が深いため息を吐いた。だけどこの場にいる者誰ひとり、悲観などしていなかった。
孝江が代表のつもりで言った。
「とにかくもういっぺん繰り返すっちゃけど、おれたちの人生、わかってないけどやめられない☀ もうこれに尽きるっちゃね☆ ごめん! ごまかしみたいになってしもうて……☹」
「そうそう☀」
「それに賛成☺」
「さすがおれっちゃね♡ ええこと言うわぁ✌」
孝乃、治花、治代も大いに同感。まあ繰り返しばかりだが、基本が同一なので当たり前か。とにかく再び女湯にて、盛大なる👏拍手喝采が沸き起こった。
友美も笑顔でうなずいていた。この笑顔には、なんだか覚悟の意味も入ってるような感じっちゃねぇ――と、涼子は直感で気づいていた。
その涼子が締めでささやいた。
「なんか、ほんなこつごまかされた感じもするっちゃけど、まあこれでよかっちゃね♡♡♡」 (C)2018 Tetsuo Matsumoto, All Rights Reserved. |