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『剣遊記超現代編T』

第五章 これからの未来、 わかってないけどやめられない。

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「それも大いにけっこうなんやけどぉ♥」

 

 さらに涼子が付け加えた。

 

「友美さん、女ん子になってしもうた元お兄ちゃんたちと、これからどげな風に男女として付き合っていくつもり? これもやっぱり、正解がすっごうむずかしい問題やっち思うっちゃけどぉ☻」

 

「えっ!?」

 

「「「「うわっち!」」」」

 

 友美はもちろん、元孝治たち四人も、これにて一気に絶句。

 

「そ、それはぁ……☁」

 

 やはり友美が、一応一番に口を開こうとしたのだが、これ以上のセリフが出てこなかった。

 

「いいっちゃよ☻ 無理に答えんで

 

 涼子は右手を前に出して手の平を向け、五人(友美、孝江、孝乃、治花、治代)の口を止めさせた。明確な返答など、初めっから聞こうとも思っていなかったようだ。

 

「これもやっぱり、一生かかっても正解なんか、いっちょも出らん問題っちゃねぇ✄ まあ、ええっちゃ 永遠の保留にしといちゃるけ

 

「永遠の保留けぇ……☁」

 

 治花が深いため息を吐いた。だけどこの場にいる者誰ひとり、悲観などしていなかった。

 

 孝江が代表のつもりで言った。

 

「とにかくもういっぺん繰り返すっちゃけど、おれたちの人生、わかってないけどやめられない☀ もうこれに尽きるっちゃね☆ ごめん! ごまかしみたいになってしもうて……☹」

 

「そうそう☀」

 

「それに賛成

 

「さすがおれっちゃね♡ ええこと言うわぁ✌」

 

 孝乃、治花、治代も大いに同感。まあ繰り返しばかりだが、基本が同一なので当たり前か。とにかく再び女湯にて、盛大なる👏拍手喝采が沸き起こった。

 

 友美も笑顔でうなずいていた。この笑顔には、なんだか覚悟の意味も入ってるような感じっちゃねぇ――と、涼子は直感で気づいていた。

 

 その涼子が締めでささやいた。

 

「なんか、ほんなこつごまかされた感じもするっちゃけど、まあこれでよかっちゃね♡♡♡」


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