『剣遊記超現代編T』 第五章 これからの未来、わかってないけどやめられない。 (19) 「…………☁」
元兄である姉たちの返答に、涼子はあまり納得をした感じではなかった。
それからしばしの間を置いて、妹が静かに口を開いた。
「……やっぱりこれって、今すぐどころか一生かかっても答えられない質問だってこと、あたしだってわかっとったっちゃよ⛐ でも、よか♐ お兄ちゃんが四人のお姉ちゃんになったことはもう決定済みなんやけど、これからもあたしのお兄ちゃんでありお姉ちゃんたちであることは、これも揺るがない事実なんやから♡ やけんこれから先の未来にひとつの正解なんて、絶対に有り得っこないことやもんね♡ どんな未来が正解なんだか、それこそ正解は人の数だけある、ってことっちゃね☀」
「そうそう✌」
孝江がさらに、涼子の言葉に続いた。
「これから先の未来っち、わかってないけどやめられない♪ おれたちの漫画みたいにどげなハプニングがあったかて、人生の途中下車なんち、誰にも絶対にできんことなんやけ☝☝☝」
「「「そんとおり!」」」
孝乃、治花、治代も再び大きく、孝江の言葉にうなずいた。
「素晴らしいわ☺☀♡」
少し黙って、鞘ヶ谷姉妹(?)の問答を見つめていた友美も、ここでパチパチパチと、五人に大きな拍手👏を送った。念のため、肩まで湯に浸かったままで。
「とっても素敵っ♡ 鞘ヶ谷先生たちも涼子ちゃんも、とにかく前向きでポジティブな生き方は、わたしも大いに参考にさせてもらいたいくらい♡☀ というわけで、これからもわたしもお付き合いさせてもらいますね⛵✈」
「「「「……こ、こちらこそ、どうかよろしくお願いいたします✊✌✋」」」」
元孝治たち四人、完全ビックリの思いで、そろって瞳を丸くする。 (C)2018 Tetsuo Matsumoto, All Rights Reserved. |