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『剣遊記 番外編W』
第五章 それでも戦士はやめられない。
(12)
そんな恐怖極まる光景を、帆船に残って高見の見物している徳力。突入前につぶやいていたひと言と同じ内容のセリフを、今ここでもそのときと同じ気持ちで繰り返していた。
「やっぱ……ボクってほんなこつ、人生ばうまく行きようみたいばいねぇ……こぎゃんして清美さんの敵やのうて味方でおられるんやけねぇ……♥」
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