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『剣遊記Y』

第三章 精霊抗争勃発!

     (17)

 これより由香の妄想。

 

 割れ散ったガラスと、床一面にこぼれたビールの中だった。泰子がガックリと肩を落とし、見た目にわかるほどしょげ返っていた。

 

「やっぱすわたすには、給仕の仕事は無理だったんだぁ……☂」

 

 そのみじめな姿を眺め、高笑いする由香。

 

「ほぉーーっほほほほほっ! やっぱシルフも大したことなかっちゃわよねぇ! こげな基本的な仕事のひとつもやおいかんのやけねぇ☠☠」


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