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『剣遊記15』

第三章 無人島、バカンス三昧!

     (9)

「すうぱあさうるす?」

 

 孝治は思わずであるが、涼子のセリフを反復した。

 

『そ、スーパーサウルスばい✌✍』

 

 涼子は知識の一端を自慢できたので、かなり自信満々げなご様子。胸を大きく張って、着地した地面で仁王立ちを決めていた。今さら指摘するのも恥ずかしい(〃ノωノ)のだが、すべては真っ裸での振る舞いである。

 

『あたしも初めて見てそーとービックリしたっちゃけど、よう見たら、その昔読んだっちゅう恐竜図鑑に載ってあった恐竜そのまんまやない✑✒ それがなして大昔に絶滅したはずの恐竜がこん島におるんかはあとにして、間違いなくあれは、史上最大級のカミナリ竜の一種、スーパーサウルスっちゃね

 

「ふぅ〜ん、確かにそん図鑑とおりやったら、カミナリ竜って大きさの割におとなしいのばっかってことやね

 

 こちらもすでに落ち着いている友美が、そぉ〜〜っとスーパーサウルスの近くまで寄ろうとした。

 

「あ、危な……おれも行ってみよ☢」

 

 孝治も恐る恐るながら、友美のあとに続いてみた。当然に、千秋もうしろについていた。

 

「ネーちゃん、千秋を置いてったらあかんがな☠ ほんま、しゃあないなぁ☻


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