前のページへ     トップに戻る     次のページへ


『剣遊記\』

第四章 怒涛の海底探査行。

     (12)

 場面は孝治たち一行が出港をした、すぐあとの高松港へと戻る。

 

 孝治たち一行が船上の人となっているのと同時刻。浜辺では地元の漁師と網元が、のどかな会話を行なっていた。

 

「網元の旦那ぁ、村でいかさまデカかった第三瀬戸丸、売んじょっちまったんですかぁ?」

 

「おう、きにょう九州から来ないってお人に売んじょっちまったんよぉ☺ 金に糸目はつけねえって言うきん、おれっちの言い値で高こう買ってくれたんやきにぃ☻」

 

「へぇ〜〜、そりゃえろう景気のええお方もおったもんやなぁ☘」


前のページへ     トップに戻る     次のページへ


(C)2013 Tetsuo Matsumoto, All Rights Reserved.

 

inserted by FC2 system